入居者家族様とホームが良好な関係でいるために必要なことは?

2月21日、第104回運営推進会議を開催しました。

本日は、新たに1名の入居者家族様が加わってくださいました。
テーマは、「入居者家族様とホームが良好な関係でいるために必要なことは?」としてお話を進めました。

18名の入居者様がそれぞれ違うように、家族様も様々な方がおられ、様々な事情をお持ちです。
サザンツリーでは、キーパーソンの属性として、18名中16名が入居者様の子となっています。
入居者様のサポートへの協力については、ほとんどの方が協力的で、
定期的に面会に来られたり、外出・外泊されています。
ですが、入居以来ほとんど面会されず、数カ月に1度衣類をお持ちになるだけの方、
連絡がつきにくかったり、ご協力をいただきにくい方も中にはいらっしゃいます。
よい関係を築くには、少々困ったことではあります。
とはいえ、これらは、入居者様ご本人のこととは別の問題です。

私どもは、入居者様の認知症の状態や、体調面の変化を毎日見ています。
どうしても、よくないご報告をすることは少なくありません。
体調不良やご病気、家族の顔や名前を忘れる入居者様を見るのがつらい家族様は多いです。
そんな家族様に、よくないお知らせを通知する前は、いつも緊張します。
ただ、家族様が、入居者様が変化していくこと恐れず、つらさを乗りこえて、
穏やかな気持ちで入居者様と共に笑顔の時間を過ごしていただけるよう、
そのためにも、ありのままを受け止めていただけたらと思っています。

参加された家族様は、ホームの方針などにほとんど不満はないけれど、
何か変化があればどんどん伝えてほしいということでした。
民生委員のT様、S様は、近隣で散歩をしている入居者様とスタッフの様子からは、
家庭的な和気あいあいとした雰囲気がわかるので、いい印象があるけれど、
ホームの中の生活については、家族様はいろいろ知りたいと思うとのご意見でした。
地域包括センターのK様には、サザンツリーは要介護度が低い方が多い(現在の平均は要介護1.6)ので、
転倒リスクも多いし、高度な介護スキルが必要だと思うが、勤続年数の長いスタッフが多いから、
いいケアをされているのではないかとおっしゃっていただきました。

日々、改善すべきことがたくさんでてきますが、
これらの言葉を励みにこれからもよい認知症ケアにつとめてまいります。

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