自己評価へのご意見をいただきました

11月15日、第103回運営推進会議を開催しました。

本日は、来年4月に提出する自己評価(第三者評価)のため、
グループホームサザンツリーが提供する各種サービスの質・現状について報告を行い、
それに対してご出席の皆様からご質問やご意見をいただきました。
貴重なご意見を自己評価に反映させていただきます。

※介護事業所は、1年~2年に1回、第三者評価を受診するか、自己評価を行い、
姫路市介護保険課に報告することが義務付けられています。

ご意見をいただいたもののうち一部をご紹介いたします。

【身体拘束をしないケアの実践】
「サザンツリーの報告」
グループホームでは、ミトン・つなぎ・Y字ベルトなどの身体拘束は起きにくいのですが、
認知症の方の不穏な行為に対する不適切な声かけといったスピーチロックは起きてしまいがちです。
サザンツリーの身体拘束ゼロ推進委員会では、心身の拘束にあたる実例を挙げ、
拘束がもたらす負の影響について、社員に繰り返し研修をしています。
「出席者のご意見」
地域包括センターからご出席いただいた方は、「身体拘束ゼロは理想ではあるが、
人手不足の特養などでは夜間に1人で20人以上の介護を担っており、業務の効率、
利用者の安全を考えれば、多少の拘束にあたる対応はやむを得ないと個人的には感じています」と、
介護者を思いやるご意見をくださいました。
関連して、「ホーム内でのヒヤリハットを毎回の運営推進会議で報告してはどうか?
家族様にヒヤリの内容を知らせ、どのように対応するのかがわかってよいのでは?」
とご意見をいただきました。
これに対しては、ヒヤリの対象となった入居者家族様には個別に、
内容のご報告と対応策をお伝えしていることをお話ししました。
推進会議に出席される方向けに、ヒヤリハットの内容や件数を報告することは検討したいと思います。

【食事を楽しむ支援】
「サザンツリーの報告」
設立から18年以上、スタッフが食材を買い出しに行き、手作りでお食事を提供しています。
この半年ほどは食材費の高騰が著しいですが、ご負担いただく食材費を据え置いて、
スタッフの工夫で質が落ちないようがんばっています。
具沢山の煮物、巻き寿司、オムライス、豆腐ハンバーグなど、いろいろ作ります。
手作りのお食事が入居の決め手という入居者家族様もいます。
「出席者のご意見」
地域民生委員の方は、「高齢になってくると、家ではだんだん料理が手抜きになってしまうので、
手作りの食事を食べられるのはとてもいいですよね」と言ってくださいました。

その他の項目についても、様々なご意見・ご感想をいただきました。
今後の運営に生かしてまいりたいと思います。
ご協力ありがとうございました。

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