介護スタッフが健康であることの大切さ ~代表からのメッセージ

グループホームの運営には様々な業務があります。
中でも、介護スタッフの採用・育成・管理など、
人事にまつわることは、介護サービスの質に大きく影響するため、とても重要です。

朝、駐車場に、出勤予定のスタッフ6名の車6台が駐車してあると、ほっとします。
台数が足りないと、だれか体調不良でお休みしたのかと心配になります。
毎日無事に出勤してくれることは、かけがえのないことで、
毎日「ありがとう!」の気持ちを忘れることはありません。

認知症ケアでは、解決が難しい訴えにも、忍耐強く対応しています。
思い通りにいかないこともよくあります。
仕事ですから、あたりまえのことですが、スタッフも人間ですから、
体調を崩すこともあれば、集中できない日もあります。
それでも、毎日24時間、365日、皆が途切れなくつないで、
18名の入居者様の生活を支援しています。

スタッフに対し「もっとスキルを向上させてほしい」
「研修したことを実行してほしい」と思うことはよくあります。
その一方で、彼らが今ここにいてくれるから、介護サービスが提供できています。
私は、よいサービスを提供するためには、スタッフの心と体が健康でないといけないと思っています。
スタッフが健康で幸せなら、入居者様に対しても、よりよいケアができると思うのです。

入居者様のいつもの「帰りたい」の訴えに、スタッフが上手に対応して、
機嫌よく応じてくださる穏やかな時間帯もたくさんあります。
「また始まったな」と、クスっと笑ってしまう、そんな光景が毎日何度も繰り返されています。

皆様には、そんな視点からも介護サービスを見ていただけたら、うれしいです。
引き続き、介護スタッフやホーム運営にご協力、ご支援いただけますようお願い申し上げます。

代表取締役 鍬田 さと子

関連記事

  1. 危険防止と虐待防止、どちらを優先すべき?

  2. 変化しているグループホームでのケア~スタッフからのメッセージ…

  3. マニュアルは大事。でも、もっと大切なこととは?~ケアマネジャ…

  4. 利用者様の権利意識が強くなっている!?他

  5. 入居者家族様とのコミュニケーションで大切なこととは

  6. コロナ禍の面会制限と有効な感染症対策

PAGE TOP