ふつうの会話や団らんがあるのがグループホームの魅力

3月15日、第99回運営推進会議を開催しました。

本日は、グループホームのメリット&魅力についてお話させていただきました。

3大介護といわれる「食事」「入浴」「排泄」は、どのような介護施設でも共通していて、
多くの方がイメージしやすいものです。

いろいろな形態のある介護施設の中で、グループホームのメリット・魅力として、
以下のようなものがあると考えています。

①24時間365日ずっと介護スタッフの見守りがある生活ができて安心
②生活における一般的な支援はすべて介護保険料に含まれている
⇒サ高住などでは、居室掃除・トイレ介助・失禁対応・入浴介助・
 着替え・口腔ケア・洗濯・洗濯物たたみ収納・バイタルチェック・
 服薬支援などもオプション料金が必要です。
 施設によりかなりばらつきがあるようですので、事前の確認が大切です。
③スタッフが近くにいて、訴えにすぐ対応できる
⇒自宅で一人暮らしや前の施設では、毎日家族に「○○がない」と電話していた方が、
 入居後は電話しなくなり、家族様の負担軽減することが多いです。
④手作りの食事が食べられる(該当グループホームのみ)
⇒皆様に好評をいただいています

そしてやはり、ふつうの会話や団らん、コミュニケーションの時間が
いつもあたりまえにあることが、グループホームの最大の魅力であると思っています。

ご参加いただいた家族様は、「不安症の母のことは心配ではありますが、
サザンツリーで笑顔で生活できていることもわかっているので、安心です。
入居できてよかっです」と、おっしゃってくださいました。

包括からの参加者の方のご意見で、施設選びでは、料金を気にする方は多く、
基本料金を基準に決める場合が多くなってしまうようでした。
生活の質のことに考えを巡らせながら、入居先をご検討いただければ
うれしいなと思います。

運営推進会議の中で、第24回身体拘束ゼロ推進委員会を行いました。
以下のような内容についてお話をさせていただきました。

◎「腕を紐で縛る」「ミトン・つなぎ・Y字ベルト」「車いすテーブル」
 「ベッド2点~4点柵」などが、典型的な身体拘束です。
◎やむを得ず身体拘束を行うのは、身体拘束3原則「切迫性」「非代替性」「一時性」
 の条件を満たしている場合に限ります。
◎さらに、ケアマネ・管理者・担当スタッフの判断、医師の助言をもとに、
 ご本人・家族様に十分な説明を行い、「同意書」に署名いただく必要があります。

また、『身体拘束に該当する行為を行わない同意書』に同意いただいたく場合もあることをお話ししました。

『認知症の方を不安にさせる行為・心の拘束』についてもよくある事例をご紹介しました。

◎車いす利用時、無言で突然押し始める ⇒「今から○○に移動しますよ」と声をかけてから
◎ついつい入居者様の腕を引っ張ってしまう ⇒歩行スピードに合わせて移動する
◎「汚い」「臭い」と口に出てしまう ⇒汚くて臭くても言葉にせずに淡々と対応し尊厳を守る
◎「服を着替えましょうか?」「今はいい」と言われたら ⇒しつこくせずに一旦誘導をやめる
◎「他者の居室に入室」させないようにと、過剰に予防線を張る ⇒さりげない介入

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