施設?病院? 最期をどこで迎えたいですか?

7月15日(水)、運営推進会議を開催しました。

本日は、現在放送中の朝ドラ「風、薫る」の1シーンから「後悔のない最期」について考えました。

がんが転移して、死期が近い男性患者が入院している。
彼がどうしても自宅に帰りたいと訴え、ヒロインの看護婦が、
病院に無断で妻のいる自宅に連れ出した。
間もなく患者の容体が急変し、急いで病院に連れ帰ったが、そのまま亡くなった。

「男性患者」
死期が近いことを悟っていた夫は最後に妻と自宅で過ごしたかった。
「患者の妻」
弱っていてもいいから、少しでも長く生きていてほしかった。
「担当医の台詞」
君は医者の判断より、患者の気持ちに従った。医療に携わる者として失格だ。
命を助けることを何よりも優先せねばならない。
だがもし私が患者の立場なら、命より重んじるものがあることを否定しない」

看護と介護は異なるお仕事ですが、患者様、入居者様と、
支援を必要とする方に寄り添うという点で共通することが多くあります。

参加の皆様に、施設に入居中の家族が看取りに近い状態になったと仮定して、
延命治療のために入院して最期を迎えさせてあげたいですか?
苦しい治療は行わずに、住み慣れた施設で穏やかに最期を迎えさせてあげたいですか?
また、そう考える理由をお聞きしました。

先に紹介した「風、薫る」の登場人物それぞれの思いについて、
どの立場の思いも十分共感できるという意見が大半でした。

ただ、自分が見送る方の当事者になった場合、
関係する者が皆悔いなく見送ることができる選択を
自分ひとりで決めることはできないし、本人はどうしたいと思っているかを、
死期の近い状況で確かめることが難しいのではないかとのご意見がありました。
また、自分に死期が迫っていたら、残された家族が苦しまなくていいように、
いい選択だったな、いい最期だったと思ってもらえればいいし、
家族に迷惑がかからない方法を選択してもらえればいいとのご意見もありました。

どちらを選んでも、万人にとっての正解はないと思います。
誰にでも訪れる最期のことを考えたくなる朝ドラのエピソードでした。

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