コロナ禍でじわじわ進むフレイル

5月19日(水)、第88回運営推進会議を開催しました。
今回の出席者は、地域包括センターのご担当者、地域の民生委員の方など5名でした。
テーマは「コロナ禍でじわじわ進むフレイル」とし、
高齢者にとくに深刻化している「フレイル」について話し合われました。

身体面のフレイルで代表的なものとして、歩行速度の低下、活動量の低下に加え、口腔機能の低下があります。
精神面のフレイルではうつ、社会的フレイルとしては、家族や友人のに会う機会が減り、
閉じこもり、孤立、孤食となることなどがあります。
これらの要素が連鎖して、「気づいたら歩けなくなっていた」ということが社会問題になっています。
地域包括センターからご参加いただいた社会福祉士の方には、
「私は、一人暮らしの高齢者の方をたくさん見ています。
ですので、家族や友人に会えないとしても、グループホームではいつも周りに人がいるし、
散歩に行ったり、みんなで食事ができるから、一人暮らしの方よりずっといいのではないかと思います」
とのご意見をいただきました。

確かに、社会的フレイルは少し和らげられるかもしれませんが、
認知症の方の体力低下の速度はは、そうでない方より数倍早いとも言われています。
入居者様の平均年齢が87歳と高齢化している今、介護スタッフには状況に応じて
適切なサービスを提供する力がますます求めれれていると感じます。

 

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